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皆さんは、高校と言えばどんな学校を思い浮かべますか?おそらく毎日学校に通う全日制の高校を思い浮かべた人が多いのではないでしょうか。しかし高校は、全日制だけではありません。1日の授業時間が短い定時制高校。そして登校日以外は自分で勉強する時間を決められる通信制高校もあります。

進学先を調べる中で高校にもいろんな種類があるとは知っていても、学校に通って学ぶ全日制や定時制に比べると、通っている生徒の声が聞こえにくい通信制高校。気にはなるけれども、どんな雰囲気なのか疑問に思っている方もいると思います。そこで今回は、現役通信制高校生の私が、通信制高校の魅力を紹介します!

 

通信制高校の特徴と魅力

通信制高校

まず全日制高校と通信制高校の大きな違いは、単位の取り方にあります。通信制高校では「視聴票」と「レポート」という課題を提出して、スクーリングと呼ばれる年20日程度の登校日に授業を受けに行って、「単位認定試験」という試験を受けて合格することで単位を取得します。

通信制高校最大の魅力は、なんといっても登校日数だと思います。きちんと課題を提出し認定試験に受かりさえすれば、年に20日程度の登校だけで単位が取れるのです。家から出るのが苦手な人や多くの人にあまり会いたくないという人には、合うのではないでしょうか。

自己管理が難しい…そんな人の為のサポート校の存在

また「サポート校」の種類の多さも、通信制高校の魅力だと思います。サポート校とは、通信制高校に通う生徒を卒業まで支援する教育の場。通信制高校で単位を取るためのサポートや卒業後の進路など、さまざまな場面で手を差し伸べてくれる場所です。

通信制高校は自分のペースで学べる分、単位が取りやすい学校だと思います。しかしその分、課題の期限を守れないなど自己管理ができなければ、単位が取れなくなるばかりか卒業できなくなる可能性もあります。サポート校は自分だけでは管理が難しい部分を支援してくれる心強い存在なのです。

実際に私が利用しているサポート校は、視聴票やレポートの提出期限が近づくと先生が声を掛けてくれます。また、授業の内容や登校日数は先生と話し合って決めているので、無理なく楽しく通えています。

通信制高校

サポート内容を見ると「通信制高校と何が違うの」と思われるかもしれません。サポート校はあくまで「支援をする」場所なので、ここに通うだけでは「高校卒業資格」が取れません。履歴書などに卒業校を書く場合は、通信制高校の名前を書く必要があります。

サポート校ごとに、大学進学のための受験勉強のサポートをしてくれる場所や、就職の際に役立つビジネスや簿記の勉強ができて資格取得支援をしてくれるなど、さまざまな特色があるので高校卒業後の進路に合わせて選ぶことができます。また、音楽やイラストなど芸術分野の授業が多く開かれているところや、芸能活動をしながら通えるところもあるので、自分の夢や興味関心に合わせた学びを深めていきたい人にもおすすめです。

自分のペースで学べるだけでなく、自分の進路に合わせた学びを深めやすいのが通信制高校+サポート校という高校の特徴だと思います。

選択肢を知ることで未来の役に立つ!

私がこの記事を書いた理由は、通信制高校とサポート校の知名度を上げる以外にもあります。それは、中学生や高校生に後悔しない進路を選んでほしいからです。この記事を見て通信制高校やサポート校が少しでも気になった人は、沢山調べてみて下さい。そして、行ってみて雰囲気を体験して下さい。調べるだけでは分からない事が沢山わかります。

実際に私は1校も見学しなかったせいで、最初に選んだ学校が自分には合わないと入学後に判明しました。なので、気になる学校には行ってみることをおすすめします。通信制高校とサポート校は年中入学を受け付けている所が多いので、参加しやすい日程で学校見学やオープンキャンパスに参加すると良いですよ。

そして最終的には、皆さんが自分が後悔しない進路を選べる事を私は願っています。

(執筆:10月期TCPライティングコース|高2・るりさん)

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