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ドゲンジャーズ

突然だが、皆はドゲンジャーズについて知っているだろうか?いや、そもそも「ドゲン」とは?と思っている人もいるはず。「ドゲン」は福岡の方言だ。そしてこの方言が名前に入ったご当地ヒーローが「ドゲンジャーズ」である。今回はまだ全国には浸透していないと思われる彼らの魅力と、ご当地ヒーローと地域の繋がりについて探っていく。

 

ローカルっぽさがスゴい!方言が名前に入っているドゲンジャーズとは?

まずは福岡のご当地ヒーロー「ドゲンジャーズ」の名前に入っている、「ドゲン」について解説しよう!「ドゲン」とは「どう?」「どんな?」と状況を尋ねる時に使われる博多弁だ。福岡以外でも九州地方の一部で耳にすることがある。例としては「どげんしたと?」「今、どげんね?」といった感じだ。その「ドゲン」を冠した「ドゲンジャーズ」から、ぷんぷんと漂うローカル臭を察知した人もいるのではないのだろうか。そんなローカルな「ドゲンジャーズ」は福岡を舞台にした福岡出身の実在するヒーローが活躍する特撮作品でもある。現在(2021年8月時点)はテレビやネット配信で2期まで放送されており、3期も予定されている。また実在するのは、ヒーローだけでない。福岡にある株式会社「悪の秘密結社」から多くの悪役がこの作品に出演しているようだ。このように、ドゲンジャーズも悪役も福岡に実在している。だから、彼らにヒーローショーで実際に会うことができるのだ。

ホントにいるよ
株式会社「悪の秘密結社」の公式ホームページ
https://akunohimitsukessya.com

ギリギリ?それでもカッコイイ! ドゲンジャーズの魅力

続いてドゲンジャーズの魅力・面白さについて考えていく。まず、彼らが他の特撮作品、ヒーローと違う特徴がある。それは地元ネタとブラックユーモアが作品中に随所に出てくるところだ。作品の舞台である福岡の、県民なら知っているであろう場所や企業はもちろん、「決算書」「製作費」など大人の事情満載のネタも出してくる。時には映画やアニメのオマージュも見かけられる。子供たちに大人気だった妖〇ウォッチにも大人達には懐かしいドラマや映画のパロディが多く見られ、同じ要素を感じる。そう思うとドゲンジャーズという名前自体が、もはや何かのオマージュにしか見えてこない。このように、「これって他県民から見たら、意味分からないだろw」のギリギリを突いているところに、クスッと笑えるのかもしれない。実際、私もこのダサい地元ネタが大好きだ。次にドゲンジャーズは特撮作品として見てもカッコイイ。この作品に関わっている方々の中には、仮面ライダーや戦隊シリーズで活躍してきたベテラン勢が多く、アクションシーンをはじめ演技のクオリティーが高い。ヒーロー達の戦闘姿には、私も手を握り応援してしまう。そのため、元々特撮シリーズが好きだった人も楽しめるようなアクションシーンをたくさん見られるのも魅力だ。

ご当地ヒーローだからこそできることがある

地元ネタを豊富にツッコんでくるドゲンジャーズだからこそできることがある。それは地域の活性化だ。多くの人が見ることのできるテレビやネット配信だけでなく、地元のイベントや遊園地でのヒーローショーなどの活動も盛んである。もちろん地域との関わりはこれだけではない。彼らは、地元の有力企業のスポンサーとイベントを組み、ファンと交流をすることもある。私が特に印象に残っているのは、ドゲンジャーズがテレビで放送されている間、スポンサーとコラボしたCMを流していたことだ。このCMは多くの人が彼らに親近感を持つきっかけになったと感じた。また企業側にもファンに注目してもらえるというメリットになったのではないだろうか。これらのことからドゲンジャーズは、地域の活性化に貢献していると言えるのではなかろうか。

また私はドゲンジャーズや他のご当地ヒーローが、ゆるキャラのように地元PRを行う役割を担える可能性も感じている。ざっと調べてみると、全国のゆるキャラの数は約1000体、ご当地ヒーローは約700人存在している。私はこの数値を見て、ゆるキャラのような人気を持つヒーローが増えるのではないかとワクワクした。なぜならヒーローの戦闘シーンは動画でもショーでも「悪を成敗して、世の人を救う」という分かりやすさがあり、何より盛り上がるからだ。ゆるキャラのような癒し要素を求めることは難しいかもしれないが、ドゲンジャーズのように地域を絡めたネタを使って面白いと思わせることも可能だろう。そういった意味で、ドゲンジャーズは地元PRのお手本だと感じている。

感謝しとうよ~!私がドゲンジャーズから学んだこと

私は、ドゲンジャーズは地元の人々から面白がられるだけでなく、地元PRもできる凄いエンタメ集団だと思っている。また彼らの活動から学べた事もあった。それは「地域の宣伝において、正確さや伝わりやすさも大事だが、どれだけ地域のことを深く掘り下げて地域の人々も楽しめるかを大切にするか」ということ。今までの私は、あまり地元のイベントに興味を持っていなかったが、ドゲンジャーズが活動の中で面白く地域を紹介しているの見て変わった。あくまでも、彼らのやり方は地元PRの1つではあるが、自分も実際に地元のイベントに行ったり企画を考えたくなった。最後に…ドゲンジャーズ、楽しませてくれて感謝しとうよ~!

ドゲンジャーズ公式サイト
https://dogengers.com

 

(執筆:8月期TCPライティングコース|高1・Hさん)

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