TSUTAYAの店舗が減っていることをご存知でしょうか?公式サイトには何店舗減っているという具体的な数字はなかったのですが、WEBメディアでTSUTAYAの店舗削減のニュースを見かけたり、Twitterでトレンドになっているのをみたりして、私は衝撃を受けました。
というのも私は、親の影響で小さい頃からTSUTAYAによく通っていたからです。しかし周りを見渡してみると、私の友達だけでもやAmazon Prime Video、Netflixなどの配信サービスでアニメや映画を楽しんでいる人のほうが多いという事実を知ってしまったのです。
「配信サービスの普及が、TSUTAYAの閉店につながっているのかもしれない」
日経新聞の「相次ぐTSUTAYA閉店 ネット配信に押され」(2017年10月17日)という記事でも触れられていましたが、消費者の動画の観方が配信型へと変わってきている今、店舗の整理が行われるのは仕方のない流れなのかもしれません。
しかしTSUTAYAでアニメや映画を借りて観ることは、配信だけでは味わえない楽しみもあると思うのです。今回は改めて「根っからのTSUTAYA派」な私が思う「TSUTAYAの魅力」をお伝えします!
①「発掘良品」に注目!新たな作品との出会い
TSUTAYAのレンタルDVDのなかには「発掘良品」というシールが貼られているものがあります。たとえば『アダムス・ファミリィー』など見ごたえのある作品を見つけることができます。
このシールは、自分が普段観ないジャンルとの出会いを生んでくれます。小さい頃私はファンタジー系統の作品を多く見ていたのですがある時、このシールのついた古い作品と出会いました。これをきっかけに他におもしろい作品があることに気づき今では恋愛やミステリーも見るようになりました。なので、自分が知らなかった「見ごたえのある作品」との出会いをくれる魔法のシールだと思っています。
②映像通の口コミが心強い!店員さんの手作り広告
TSUTAYAの店内には、ところどころに手描きのポップと呼ばれる広告のようなものが貼ってあります。
これは店員さんが実際に観て作っているもの。映像通の店員さんのコメントがあるため、信用して借りることができます。
「あらすじを見ればいいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。しかし何か作品を見るときに、あらすじだけで判断する人は案外少ないのではないでしょうか。『カメラを止めるな!』や「鬼滅の刃」が社会現象になったのには、人の言葉、「口コミ」が大きく影響していると考えられています。誰かが観て「面白い」と評価されているもののほうが、手に取りやすいという人もいるのではないでしょうか。
TSUTAYAの場合、映像通の口コミとその作品が一緒にある状態だと言えるでしょう。
③当選確率高め?割引特典付レシート
動画配信サービスにも初月無料、継続利用者へのポイント付与などの特典があると思います。ただTSUTAYAにもレンタルをする際にうれしい特典があります。
買い物をした後につくレシート。TSUTAYAでもレンタルするたびにレシートを受け取るのですが、ここに〇〇円引きや、漫画◯冊で1,000円などの特典がついてくるのです。
私はTSUTAYAへ月に2、3回行くのですが、そのうち1回は当たるため、「お得!」って思います。限られたお小遣いでレンタルしなければならないため、こういうこまめな割引が案外うれしいんです。
このようにさまざまな魅力があるTSUTAYA。そこには店員さんの細やかな工夫や気配りがあるとも感じています。だから飽きずに通うことができるのだと思います!
TSUTAYAが私にくれた3つのこと
今はコロナということもあり、外出せずに映像作品を観るスタイルが主流となりつつあるのかもしれません。しかしTSUTAYAへ足を運ぶことは、選ぶ楽しさを味わわせてくれると思うのです。
また色んな作品に触れることは、自分の世界観を広げることにもつながります。実際に私は
『タイタニック』や『ゴースト/ニューヨークの幻』をみて恋愛のあり方の奥深さを学び、『華麗なるギャツビー』や『イエスマン “YES”は人生のパスワード』をみて幸せとはなにか、人生のあり方について考えさせられるようになりました。
もちろんTSUTAYAでレンタルするのには、お金がかかります。有料ということに抵抗を感じるかもしれませんが、お金がかかるからこそ1つ1つを丁寧に選び、深く見ることができるのです。
TSUTAYAでは、アニメや映画といった映像作品だけでなく漫画やCDなどのいろんなエンタメがレンタルできます。その種類は過去の名作からトレンド作品までとにかく豊富です。その空間はまるで、図書館のよう。自分の目でじっくりとみて、気になったものを手にとる瞬間には、図書館で唯一の本を見つけた時のような特別感があると私は思っています。そのなかで自分のありたい形や考え方が広がる作品にきっと出会えるでしょう。
(執筆:10月期TCPライティングコース|高1・めぐさん)