小野寺真希
2022.07.30 UP
個性を尊重し合える社会にするために必要なことは?/”問い”を育む 高校生たちの物語 #07
2022.07.28 UP
「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。
日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。
めのさんプロフィール
高校2年、沖縄在住、N/S高投資部所属、N/S高マイプロジェクトに参加 |
発達障害に悩む子どもたちをサポートしたい!
Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください
「発達障害をもつ方の生きづらさを解消する」ことを目標に、活動に取り組んでいます。
特に「気持ちの表現しづらい」といった特徴に注目し、気持ちの整理や言語化をサポートしてくれる「ノート」の開発を進めています。ノートの記載項目は、発達障害を持つ方と関わることの多い、心理学カウンセラーさんや社会福祉士さんにも協力してもらい、アドバイスをいただき、いろんな人の力を借りて取り組んでいます。ターゲットは、内容が理解できるようになる小学生の高学年〜高校生の方です。
また、ノート以外でもオンラインイベントをやってみたいと思っています。自分や支援者だけではなく、多くの方に「発達障害」について理解を深めてもらうことも大切です。発達障害は生まれつき脳の機能に違いがあるため、無理やり治すというより、まわりに手助けを求めたり、理解を深めてもらうことが、生きづらさを解消していくことに繋がります。自分と違う人であってもお互いの存在を尊敬・尊重しあう社会になってほしいと思います。
Q:発達障害をテーマに取り組み始めたきっかけは何ですか
自分自身が中学3年生の時に、発達障害と診断されたことがきっかけでした。
当時、療育施設に通っていたのですが、その中で困った出来事がありました。
施設に通わなくてはいけない日、なんとなく行きたくなかったため、施設へ「休みたい」と連絡したところ、その理由を尋ねられたんです。私は突然の質問に焦り、自分の気持ちや理由を伝えられず「行きたくない」としか伝えられませんでした。これだと施設の方も何をどう改善していけばわからず困ってしまうため、モヤモヤした気持ちを自分の中で言語化できるようにしないといけないと思いました。
自分の気持ちを整理したり、言語化して伝えたりすることができれば、同じ課題に直面している方にも役立つと思い、プロジェクトをスタートしました。
▲自分の気持ちの言語化・整理できるノート
「自分と違う人を認める」尊重しあうことで生まれる大事な価値観
Q:取り組む中で嬉しかったこと、大変だったこと、工夫したことはありますか
ノートの試作品を施設の人にも見てもらったのですが「こういうのが欲しかった」「使いたい」と言ってもらえて嬉しかったです。逆に落ち込んだときもあり、アンケートを実施した際に「使いにくい」「必要ない」といった意見もありへこみました。しかし、一人でも必要だと思ってくれた方がいるのならば、作る価値はあると確信しています。
また、発達障害の特性として「感覚の過敏さ」というものがあり、真っ白な色や反射する素材のものは人よりも眩しく感じてしまうことがあります。私は、教科書もツルツルしていると眩しく、真っ白な紙に黒の字だとコントラストが強く読みづらいと感じていました。そういったことを考慮して、凹凸のある紙を採用して反射を抑え、紙の色は黄色っぽいものや、文字の色はグレーっぽいものを使用しています。発達障害をもつ方の目線で、心地よく使えるノートを目指しました。
Q:探究活動/マイプロジェクトを通じて、どんな学びや変化がありましたか
人と関わること、協力することが楽しくなったと感じます。もともと人と協力して進めることやチームプレーが苦手な方でした。高校1年生までは、友達と一緒にノートのプロジェクトを進めていたのですが、友達と意見がぶつかったりした経験があり、そういったときにどう対処すれば良いのかを学びました。
また、自分でもノートを活用していますが、自分がイライラしたときなど気持ちの整理がつき、理由が把握できるようになりました。それによってその課題のために必要な準備やケアが明確になるため、自分にとってノートは重要なツールになっています。
Q:これからどんなことにチャレンジしていきたいですか
まずはノートを届けることに注力したいと思います。たくさんの方に広めていくために、紙でやりたかったのですが、進めていく中で在庫の問題や金額的にも難しいことがわかったので、Googleフォームなどを活用しデータで配布することを考えています。
また、以前から温めている「やりたいこと」もあります。自分は子どもの頃にとても辛い時期があり、その経験から「小さい子たちに人生に絶望を感じて欲しくない」という思いがあります。小学生でも命を絶つ選択をする子がいますが、そんなに自分を責めないでほしいし、そんな歳で人生を決めるような子が出てしまう苦しい社会になって欲しくないです。こういった課題を解決したくて、自分でできることはないか考えています。
解決するアイデアとして、子どもたちに「人生のモデル」を知ってもらうことが解決に繋がるのではないかと思います。セクシャルマイノリティ、いじめ、発達障害など、さまざまな悩みがありますが、自分と同じ悩みを持って頑張っている人がいたら嬉しいし希望になります。実際に悩んでいた方に、困難を乗り越えたエピソードなどをインタビューして、記事を書いて発信してみたいです。
高校卒業後は、子どもの心理学について学びたいと思っています。将来は、子ども食堂的な雰囲気が近いのですが、子供が集まれる学校と家以外の居場所づくりをやりたいです。自分は発達障害があり、人との関わりがそんなに得意ではないですし、セクシャルマイノリティの当事者でもあります。当事者同士だから話しやすいこともあると思います。悩んでいる子どもたちの話し相手になり、その子たちが少しでも気持ちが楽になるような取り組みをしたいです。
「意志」を持って動けば、悩んでいた問題も楽しくなる。
Q:今回カタリバオンライン for Teensに参加してどうでしたか?
自分自身、コミュニケーションは得意ではないのですが好きで、いろんな高校生が集まっているので、さまざまな価値観に触れて対話できたらいいなと思い参加しました。未知の場所に飛び込むことは不安もありますが、試しに参加してみたらとても楽しかったです。今後も興味のあることには思い切って参加してみたいし、一歩踏み出したことは自信にもなりました。
また、自分が興味がなかったテーマに取り組んでいる子をみて、新しい学びにもなり「自分も頑張ろう!」と思いました。逆に自分と同じ悩みを持つ子もいて「一人じゃない」と思えましたし、同じように悩みに対して頑張っている人がいることを知れて励みになりました。
印象なのは「学校制服のルール」についての取り組みでした。中学生の時に自分もスカートを履くことに違和感を持っていました。「スカートを履きたくない」と言うといじめられるかもしれないですし、そんなリスクがある中、立ち上がって校則を変えようとしているのがかっこいい!と思いました。
Q:「プレゼンテーションスキルコース」と「イベントプロデュースコース」に参加してみてどんな学びがありましたか
今後、やりたいことを実現していくにあたり、「プレゼン」や「イベント企画」は自分にとって必要なスキルだと思っていました。
「プレゼンテーションスキルコース」では、プレゼン資料の作り方や話し方、どういう順序で話したらいいかといった基礎的なことを学べて良かったと思います。私は今まで伝えないことをそのままつらつらと話すだけだったけれど、わかりやすい話し方には決まりがあることを知れてためになりました。
「イベントプロデュースコース」では、百人一首の魅力を相手に伝えるためのイベントを企画しました。相手は自分が話すテーマについて興味がない可能性がありますが、実際イベントをやってみて興味を持ってもらえたり、ディスカッションに協力をしてくれてとても嬉しい気持ちになりました。自分も他の高校生が発表するときは、リアクションやディスカッションに積極的に参加していきたいと思いました。
Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!
社会の中で変わってほしいことは「誰かがやってくれるだろう」じゃなくて、「自分で変える」「解決する」と言う意識が大切だと思います。課題や人それぞれの悩みを解決することは簡単じゃないけど、自分で意志を持って動くと楽しくなっていきます。変えたいと思ったら、例え高校生でも主張したり、小さくアクションしていくことで社会は変わることもあると思います。
「大学生企画 ~人生のちょっとだけ先輩からのセルフマネジメントの教室~」
2022.07.22 UP
大学生企画 × セルフマネジメント
~“頑張り方”に対する見方、変えてみませんか?~
皆さんのちょっと先を行く先輩大学生が自ら企画・実施する「大学生企画」。
今回は、勉強に部活、探究学習に遊びと、
日々を充実させながらがんばっているあなたに、
現役大学生・あおちゃんが
「セルフマネジメント」について一緒に考える時間を贈ります。
【あおちゃんからのメッセージ】
何かを頑張りたいという思いがあり、
実際頑張っているのに、何故か頑張り切れない。。
皆さんは、そんなもどかしい思いを抱いたことはありませんか?
今回の講座では人生のちょっとだけ先輩である私・あおちゃんが、
20年間の人生を振り返って考えた
「ふと立ち止まってしまった時の歩き方」を
皆さんにお伝えします。
なぜ私は海外経験が全く無く北海道で18年間育ったのに、
授業を全て英語で行い、
多様な国の人が集まる学部に進学したのか?
全ては「“頑張る”ことが分からなくなった」経験から始まります。
過去の自分を見つめ直しながら、
あなたらしく生きるための鍵を一緒に探していきましょう。
概要
1回完結型のプログラムです。
2022年8月7日(日)20:00~21:30
- これまでに経験した、「頑張り切れなくなった」経験は?
- それらを乗り越えるために自分が行ったことは?
- 自分を知り、私が私でいられる歩き方を考えよう
学べること
- 自分の強み・弱みを把握する力
- 苦境を乗り越えるためのマインドセット
- 人生を楽観的に捉える力
事前準備のお願い
- 楽しむ心を持ってきて下さい。
- Zoomを使えるようにしておいてください。
(会話ができる状態で参加をお願いします) - 準備が不安な場合は、会員用公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。
「大学生企画 ~人生のちょっとだけ先輩からのセルフマネジメントの教室~」
2022.07.22 UP
大学生企画 × セルフマネジメント
~“頑張り方”に対する見方、変えてみませんか?~
皆さんのちょっと先を行く先輩大学生が自ら企画・実施する「大学生企画」。
今回は、勉強に部活、探究学習に遊びと、
日々を充実させながらがんばっているあなたに、
現役大学生・あおちゃんが
「セルフマネジメント」について一緒に考える時間を贈ります。
【あおちゃんからのメッセージ】
何かを頑張りたいという思いがあり、
実際頑張っているのに、何故か頑張り切れない。。
皆さんは、そんなもどかしい思いを抱いたことはありませんか?
今回の講座では人生のちょっとだけ先輩である私・あおちゃんが、
20年間の人生を振り返って考えた
「ふと立ち止まってしまった時の歩き方」を
皆さんにお伝えします。
なぜ私は海外経験が全く無く北海道で18年間育ったのに、
授業を全て英語で行い、
多様な国の人が集まる学部に進学したのか?
全ては「“頑張る”ことが分からなくなった」経験から始まります。
過去の自分を見つめ直しながら、
あなたらしく生きるための鍵を一緒に探していきましょう。
概要
1回完結型のプログラムです。
2022年8月7日(日)20:00~21:30
- これまでに経験した、「頑張り切れなくなった」経験は?
- それらを乗り越えるために自分が行ったことは?
- 自分を知り、私が私でいられる歩き方を考えよう
学べること
- 自分の強み・弱みを把握する力
- 苦境を乗り越えるためのマインドセット
- 人生を楽観的に捉える力
事前準備のお願い
- 楽しむ心を持ってきて下さい。
- Zoomを使えるようにしておいてください。
(会話ができる状態で参加をお願いします) - 準備が不安な場合は、会員用公式LINEよりお気軽にお問い合わせください。
カタリバオンライン「高校生限定スキルアップ講座」8月期エントリー受付中
2022.07.22 UP
カタリバオンライン for Teens
「スキルアップ講座」8月期エントリー受付中!
カタリバオンライン for Teensは、高校生限定のオンラインコミュニティです。
・自分の「やりたいこと」を実現したい
・探究活動やプロジェクトに役立つスキルを身に付けたい
・学校外の高校生と交流したい
・夏休みに新たな一歩を踏み出したい
という高校生の皆様に様々なオンライン講座を開催しています。
全国の同世代の仲間と一緒に、ぜひ夏休みの新たなチャレンジに参加してみませんか?
プレゼンテーション・スキル講座(8月期)
「一生役に立つ『伝える力』の基礎」を学べるプログラム
●どんなことが学べるの?
・相手に伝わる話し方 |
●内容
・DAY1:「伝える相手を理解しよう、伝えたい内容を明確にしよう」 |
●開催日
・木曜クラス:8/18, 8/25 |
イベント・プロデュース講座(8月期)
「イベントを通して自分の想いを形にする」プログラム
●どんなことが学べるの?
・イベント企画/設計のノウハウ |
●内容
・DAY1:「イベントのテーマを設定しよう」 |
●開催日
・火曜クラス:8/9, 8/16, 8/23 |
ファシリテーション・スキル講座(8月期)
「グループワーク・ワークショップを上手く進めるファシリテーションの基礎」を学べるプログラム
●どんなことが学べるの?
・ファシリテーションを行う際に重要なポイント |
●内容
・DAY1:ファシリテーションの基礎基本を知ろう |
●開催日
・8月期:8/22, 8/29 |
グラフィック・デザイン講座(8月期)
「すぐに使える『デザインのきほん』」を学べるプログラム
●どんなことが学べるの?
・デザインとは何か |
●内容
・DAY1:デザインとは?いいデザインをつくるコツ |
●開催日
・8月期:8/22,8/29 |
▲カタリバオンラインプログラムの様子
ライティング・ヒアリングスキルを高める講座も順次展開予定です。
スキルアップ講座やテーマ企画など毎月新たなプログラムも開催中。
まずは新規会員登録(無料)して最新プログラムをチェック!
あおちゃん
2022.07.22 UP
カタリバオンライン「高校生限定スキルアップ講座」8月期エントリー受付中!
2022.07.22 UP
カタリバオンライン for Teens
「スキルアップ講座」8月期エントリー受付中!
カタリバオンライン for Teensは、高校生限定のオンラインコミュニティです。
・自分の「やりたいこと」を実現したい
・探究活動やプロジェクトに役立つスキルを身に付けたい
・学校外の高校生と交流したい
・夏休みに新たな一歩を踏み出したい
という高校生の皆様に様々なオンライン講座を開催しています。
全国の同世代の仲間と一緒に、ぜひ夏休みの新たなチャレンジに参加してみませんか?
プレゼンテーション・スキル講座(8月期)
「一生役に立つ『伝える力』の基礎」を学べるプログラム
●どんなことが学べるの?
・相手に伝わる話し方 |
●内容
・DAY1:「伝える相手を理解しよう、伝えたい内容を明確にしよう」 |
●開催日
・木曜クラス:8/18, 8/25 |
イベント・プロデュース講座(8月期)
「イベントを通して自分の想いを形にする」プログラム
●どんなことが学べるの?
・イベント企画/設計のノウハウ |
●内容
・DAY1:「イベントのテーマを設定しよう」 |
●開催日
・火曜クラス:8/9, 8/16, 8/23 |
ファシリテーション・スキル講座(8月期)
「グループワーク・ワークショップを上手く進めるファシリテーションの基礎」を学べるプログラム
●どんなことが学べるの?
・ファシリテーションを行う際に重要なポイント |
●内容
・DAY1:ファシリテーションの基礎基本を知ろう |
●開催日
・8月期:8/22, 8/29 |
グラフィック・デザイン講座(8月期)
「すぐに使える『デザインのきほん』」を学べるプログラム
●どんなことが学べるの?
・デザインとは何か |
●内容
・DAY1:デザインとは?いいデザインをつくるコツ |
●開催日
・8月期:8/22,8/29 |
▲カタリバオンラインプログラムの様子
ライティング・ヒアリングスキルを高める講座も順次展開予定です。
スキルアップ講座やテーマ企画など毎月新たなプログラムも開催中。
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「地域の魅力」を私たちはどうやって伝えるの?/”問い”を育む 高校生たちの物語 #06
2022.07.22 UP
「”問い”を育む 高校生たちの物語。」は、カタリバオンライン for Teensで出会った全国の高校生の「未来」と「探究」を応援するインタビュー企画。
日常の小さな疑問や違和感、純粋な好奇心や”好き”から、迷いながら一歩ずつ「マイストーリー」を歩む高校生を紹介します。
プロフィール
Mioさん 高校1年、福島県在住。タンキュウブ所属 Somaさん 高校1年、福島県在住。タンキュウブ所属 |
伊達市の活性化のために、できることからチャレンジ!
Q:今取り組んでいる探究活動/マイプロジェクトについて教えてください
Mio:タンキュウブに所属していて、今は学校のある伊達市の地域活性のための活動をしています。人口が少ないのが課題になっていて、チームのメンバーとアイデアを出し合いながら、地域を盛り上げるためのイベント企画に取り組んでます。
Soma:タンキュウブの活動は、1年生5人、2年生1人のチームで行っていて、地域の様々な人に話を聞いたり、授業の中で畑で作っている果物や野菜の販売などもしています。
Q:取り組みの中で、いまどんなことを考えてますか
Soma:取り組みの中で様々な人にお話をお聞きしているのですが、伊達市に対してマイナスなことを考えている人が多いと感じてます。もっと良いところを引き出して、伝えていきたいと思ってます。今は、何事も挑戦!と思って日々取り組んでいます。
Mio:新しいことを自分で考えるって難しいなと感じてます。実際にどうやったら人口が増えるのか、市役所の方ともお話をしましたが、お手本や事例をたくさん教えてもらえるわけではない。正直不安な面もありますが、伊達市の良いところを日本に限らず、海外にも示していきたいと思ってます。そのためにも、SNSを活用したり、新聞に載せてもらったり、できることを考えていきたいです。
▲探究活動のマルシェの様子
Q:お二人が考える伊達市の良いところって何ですか
Mio:入学するまで伊達市と関わりはなかったのですが、優しくて良い人が多いのが魅力です。探究活動を通じて、色んな方と関わらせていただいているのですが、活気のある街にしていきたいです。
Soma:僕は長閑で自然豊かなところが魅力だと思います。学校の前とか田んぼが多かったり、畑作業とかは、疲れるし汚れたりするけど、やりがいがあって楽しいです。そのうえで、自然は残しつつ、商業施設なども充実した街になると良いなと思ってます。
探究活動で変わった「人との関わり方」
Q:これまでの探究活動を通じて学んだことはありますか
Soma:一つは目の前のことを考えられるようになったことです。人任せではなく、自分で考えて、動けるようになってきたと思います。あと、探究を通して人との関わりが楽しくなってきました。中学までは人との関わりを避けてきたのですが、チームで活動することが多かったり、多くの人と関わる機会も多いので、だんだん慣れてきて、周りを気にしながら活動出来るようになりました。
Mio:人と上手く話せるようになりました。中学までは友だちが変わらなかったのですが、探究活動を通じて様々な方と話す中で、態度、表情、言葉の遣い方などコミュニケーション力が上がりました。チームで取り組む機会も多いので、社会人になったときにも、役立つと思ってます。
デザインって、「誰に、何を伝えたいか」を整理すること?
Q:今回、カタリバオンライン for Teensに参加した理由を教えてください
Mio:先生に紹介してもらったのですが、学校ではなかなか学べないデザインについて、プロの方にどんな風に見てもらえるのかなと思って参加しました。
Soma:僕はデザインの基礎を学びたいということもありましたし、違う地域の人と対話できるのが純粋に楽しみでした。
Q:デザインコースに参加してみてどうでしたか
Soma:今までの美術の時間だと、良いところのフィードバックだけだったけど、具体的な改善点もいただけて視野が広がりました。「伝わりやすさ」を意識するときに、ターゲットの大切さを学びました。デザインだけでなく、伊達市の魅力を伝える場合のターゲットって誰だろうと考えるようになりました。
Mio:私は指摘されるかと思っていたら、プロの方に褒めてもらえたのが嬉しかったです。また、色の使い方とか綺麗かということではなく、何を一番伝えたいかを考え、デザインをする上でまず情報整理をすることの重要性を学びました。参加者同士でフィードバックをする機会もあり、「伝えたいことが伝わっているか?」を考えるきっかけにもなりました。
Soma:緊張しやすい性格なのですが、家でも参加できるので、オンラインでの学びはとてもポジティブな印象を持ちました。先生の目を気にしなくてもいいので、なんか面白いことを言いたくなるし、リラックスして参加できました。
▲タンキュウブのロゴデザインのドラフト(上:Mioさん、下:Somaさん)
Q:最後に全国の高校生へメッセージをお願いします!
Mio:「広げる」ことが大事かなと今は感じてます。自分でも意識しているのは、友だちとかの意見を知ることもそうだし、一点集中ではなくて、広い視野を持つことを大切にしていきたいです。
Soma:「当たり前に囚われない」ことは意識していきたいです。授業でファーストペンギンの話を聞いたのですが、学校の当たり前を探して、変えたいところを見つける。例えば、「汚れがかなり目立つのになんで床が白いんだろう?」とか、自分なりに色々考えていきたいと思ってます。
探究ゼミ「プレゼンテーションスキル」(8月クラス)
2022.07.21 UP
一生役に立つ「伝える力」の基礎を学ぼう
授業内でのプレゼン発表、部活でのグループ活動、自分のやりたいことを先生や家族に伝えたいときや入試の面接など
日常生活では、自分の想いや意見を伝えたい場面が沢山あるのではないでしょうか。
そして、そのような時にネガティブな気持ちを持つ人も少なくないのではないでしょうか。
このコースでは、
「自分の伝えたいことがなんだかうまく伝わらない」
「話していると何が言いたいのかわからなくなる」
…といった悩みを解消していきます。
相手に何かを「伝える」ためには、しっかりとした準備と設計が必要です。
まずは「伝えるとは何か」という基礎を学び、相手に伝わる言葉を考え、最終的には一つのテーマを設定して2分間程度のショートプレゼンを発表することを目標としています。
きっとコースを修了したあとには、話すこと、伝えることにポジティブな気持ちを持てるはずです!
スケジュール
Day 1-2両日程参加がコース参加の条件となりますのでご了承ください。
各日の内容は以下の通りです。
●DAY1
「伝える相手を理解しよう、伝えたい内容を明確にしよう」
・「言う、伝える、伝わる」の違いとは
・相手の立場に立って話すということ
・私が伝えていきたいメッセージ
●DAY2
「伝わる内容にリデザインしよう」
・伝えるテーマの設定
・相手に合わせた言葉選び
・発表の構成方法
学べること
・相手に伝わる話し方
・プレゼンの設計方法
・相手に合わせた言葉の選び方
事前準備のお願い
・初回参加時までに、
・Zoomを使えるようにしておいてください。(
・カタリバオンライン for Teensのホームページから、「マイページ」にアクセスできるようにしておいてください。自己紹介の際に、サイトの「マイページ」を活用します。
準備が不安な場合は気軽に会員用公式LINEより気軽にお問い合わせください。