久保佳那
2021.12.10 UP
石ケ谷優子
2021.12.10 UP
村田篤
2021.12.09 UP
「気になることをやってみる」の重要性。挑戦したからこそ見えるものとは?|TCPライティングコース受講者課題
2021.12.04 UP
「周りになじむまで様子をみようと思っていたら時間がすぎていた」
「毎回メンバーが固定されてるから珍しく自分がやってみるなんて」
「過去にやってみて失敗した経験があるから怖い」
反抗期と思春期の真っただ中にいる私たち中高生は、こんな風に周りの空気を読み合ったり目立たないように過ごしてしまうことも少なくないと思います。
ただこの周りばかりを尊重するのは、成長のチャンスを自ら手放す行動だと私は思うんです。
やってみるはとってもいいこと
「1mmでもやりたいと思ったらやってみよう」
私がいろんなことに挑戦するたびことに毎回背中を押してくれるこの言葉。これは私が小学5年生の時の担任の先生からもらった言葉です。
かつての私は人見知りで、気持ちを主張したり自分の判断で行動したりする積極性が欠けている人でした。しかしこの言葉に押され、1mm心を動かされている自分に向き合い、小学校の児童会委員に立候補したのです。結果は落選。しかしその後に行われた広報委員の委員長に立候補し、当選しました。
中学生になってからも、いろんなことに挑戦し続けました。1、2年生の頃は、学年や学級の代表を2回ずつ担当。また3年生になってからは文化部の部長となり、合唱コンクールなど学校の大きなイベントの運営にも携わりました。
なぜ、中学生になってもこの言葉が生きているかというと、先生の言葉を実践するだけで、新しい自分と出会えると知ったからです。
自ら望んでやってみたことだからこそ得られること
私がした挑戦して最近一番印象に残っているのは高校の文化祭実行委員でした。
文化祭実行委員として色々やってきたなかの1つに、ラジオ企画のシナリオを書くというものがありました。シナリオはMCのセリフをとても細かく考えながら書かなければなりません。しかもラジオは2回。合計約9000文字という経験したことのないボリュームの文章を書くこととなり、とても大変だったのを覚えています。
ただ大変な思いをしながらもシナリオを書き上げた経験は、その後の私の生活にいきています。私はもともと、文章を書くのが苦手なタイプです。そんな私にとっての学校生活における難関が、レポート課題。なかでも進路についての授業で出されるテーマごとに4回繰り返す200〜1000文字のレポートに、私はいつも悩まされていました。私は最低ラインである200文字をクリアするのが難しいくらい、書くことへの苦手意識を持っていたのです。しかしラジオのシナリオ約9000文字を書いたことにより、長文を書くことへの抵抗がなくなりました。
他にもMinecraftでオリジナルの街を作ろうという企画をし、運営としてなにかトラブルが起きていないか、一人になっている人はいないかなど、ずっと集中する機会がありました。くわえて文化祭期間中にも集中を必要とする場面がたくさんあったこともあり、いつのまにか「1日中集中する」という力が身についていたのです。以前の私は、勉強のときの集中が1時間で精一杯でした。しかし文化祭が終わってからは、勉強をしていると気づけばもう夜がきていたり、勉強アプリのスクリーンタイムの時間が1日で13時間になっていたりと、自分の集中力アップを実感できたのです。1年かけてやる学校のレポートを1ヶ月半で終わらせられたときは、自分でも驚きました。
長文を書くことへの抵抗がなくなる、1日中集中できる力を身につける。これらを一瞬で、短期間で身につけるのは、簡単ではありません。しかし自分が「やってみたい」と思ったことに挑戦するなかでなら、簡単ではないけれどもいつの間にか身につけることは可能だと思います。
1mm心が動いたのに、本当にやらなくていいの?
挑戦には、勇気が必要です。なかには失敗して後悔をしたことを思い出して、一歩踏み出すのが怖いという人がいると思います。
私も小学生の頃に児童会委員に立候補して落選してしまったときは、さすがにへこみました。しかし当選した人のサポートにまわったり、その気力を別の新しいことに使ったりして、「やってみた」という気持ちが自信や次の挑戦につながることを身をもって知りました。
だからこそ「1mmでもやりたいと思ったらやってみよう」なんです。少し気になっている証拠である「1mmでも心が動いた」という自分の素直な思いに蓋をしないこと。これが自分のさらなる成長につながると私は思っています。
もちろん私も、なんでもかんでも挑戦してきたわけではありません。「私にはできない」と思ってそのままスルーした時もありました。しかしそういう時に限って、そこに挑戦していた人が成長している姿を見ては、「なんでやらなかったのだろう」と後悔を味わってきたのです。
例えば、授業で発表をする。グループの話し合いで一番最初に意見を言ってみる。英語の授業でいつもより大きな声で読んでみるなどなんでもいいと思います。自分にとって身近な挑戦のの1つ1つが、さらに成長した自分と出会わせてくれるはずです。
また、今の私たちは中高生です。大人になると、社会における責任が今以上にかかり、失敗しにくい状況になっていきます。失敗を許される時期とも言える中高生の今が、たくさん挑戦して経験を積むチャンスだと思うのです。一緒に勇気を出して、成長していきましょー!
(執筆:11月期TCPライティングコース|高2・かなぽんさん)
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かなぽんさんが受講したライティングコースは、毎月開催予定!
文章を書くのが苦手な人も、もっと好きになりたい人も。
文章を書くコツはもちろん、書き終えた時の達成感、爽快感を味わいませんか?
▼コースについて詳しく知りたい人はこちら▼
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▼コース受講生の卒業課題はこちら▼
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https://katariba-teens.online/2121
あくやん
2021.12.04 UP
渡辺羅須
2021.11.22 UP
TSUTAYA減少の危機?!なら今こそ魅力を伝えなければ!|TCPライティングコース受講者課題
2021.11.15 UP
TSUTAYAの店舗が減っていることをご存知でしょうか?公式サイトには何店舗減っているという具体的な数字はなかったのですが、WEBメディアでTSUTAYAの店舗削減のニュースを見かけたり、Twitterでトレンドになっているのをみたりして、私は衝撃を受けました。
というのも私は、親の影響で小さい頃からTSUTAYAによく通っていたからです。しかし周りを見渡してみると、私の友達だけでもやAmazon Prime Video、Netflixなどの配信サービスでアニメや映画を楽しんでいる人のほうが多いという事実を知ってしまったのです。
「配信サービスの普及が、TSUTAYAの閉店につながっているのかもしれない」
日経新聞の「相次ぐTSUTAYA閉店 ネット配信に押され」(2017年10月17日)という記事でも触れられていましたが、消費者の動画の観方が配信型へと変わってきている今、店舗の整理が行われるのは仕方のない流れなのかもしれません。
しかしTSUTAYAでアニメや映画を借りて観ることは、配信だけでは味わえない楽しみもあると思うのです。今回は改めて「根っからのTSUTAYA派」な私が思う「TSUTAYAの魅力」をお伝えします!
①「発掘良品」に注目!新たな作品との出会い
TSUTAYAのレンタルDVDのなかには「発掘良品」というシールが貼られているものがあります。たとえば『アダムス・ファミリィー』など見ごたえのある作品を見つけることができます。
このシールは、自分が普段観ないジャンルとの出会いを生んでくれます。小さい頃私はファンタジー系統の作品を多く見ていたのですがある時、このシールのついた古い作品と出会いました。これをきっかけに他におもしろい作品があることに気づき今では恋愛やミステリーも見るようになりました。なので、自分が知らなかった「見ごたえのある作品」との出会いをくれる魔法のシールだと思っています。
②映像通の口コミが心強い!店員さんの手作り広告
TSUTAYAの店内には、ところどころに手描きのポップと呼ばれる広告のようなものが貼ってあります。
これは店員さんが実際に観て作っているもの。映像通の店員さんのコメントがあるため、信用して借りることができます。
「あらすじを見ればいいんじゃないの?」と思う人もいるかもしれません。しかし何か作品を見るときに、あらすじだけで判断する人は案外少ないのではないでしょうか。『カメラを止めるな!』や「鬼滅の刃」が社会現象になったのには、人の言葉、「口コミ」が大きく影響していると考えられています。誰かが観て「面白い」と評価されているもののほうが、手に取りやすいという人もいるのではないでしょうか。
TSUTAYAの場合、映像通の口コミとその作品が一緒にある状態だと言えるでしょう。
③当選確率高め?割引特典付レシート
動画配信サービスにも初月無料、継続利用者へのポイント付与などの特典があると思います。ただTSUTAYAにもレンタルをする際にうれしい特典があります。
買い物をした後につくレシート。TSUTAYAでもレンタルするたびにレシートを受け取るのですが、ここに〇〇円引きや、漫画◯冊で1,000円などの特典がついてくるのです。
私はTSUTAYAへ月に2、3回行くのですが、そのうち1回は当たるため、「お得!」って思います。限られたお小遣いでレンタルしなければならないため、こういうこまめな割引が案外うれしいんです。
このようにさまざまな魅力があるTSUTAYA。そこには店員さんの細やかな工夫や気配りがあるとも感じています。だから飽きずに通うことができるのだと思います!
TSUTAYAが私にくれた3つのこと
今はコロナということもあり、外出せずに映像作品を観るスタイルが主流となりつつあるのかもしれません。しかしTSUTAYAへ足を運ぶことは、選ぶ楽しさを味わわせてくれると思うのです。
また色んな作品に触れることは、自分の世界観を広げることにもつながります。実際に私は
『タイタニック』や『ゴースト/ニューヨークの幻』をみて恋愛のあり方の奥深さを学び、『華麗なるギャツビー』や『イエスマン “YES”は人生のパスワード』をみて幸せとはなにか、人生のあり方について考えさせられるようになりました。
もちろんTSUTAYAでレンタルするのには、お金がかかります。有料ということに抵抗を感じるかもしれませんが、お金がかかるからこそ1つ1つを丁寧に選び、深く見ることができるのです。
TSUTAYAでは、アニメや映画といった映像作品だけでなく漫画やCDなどのいろんなエンタメがレンタルできます。その種類は過去の名作からトレンド作品までとにかく豊富です。その空間はまるで、図書館のよう。自分の目でじっくりとみて、気になったものを手にとる瞬間には、図書館で唯一の本を見つけた時のような特別感があると私は思っています。そのなかで自分のありたい形や考え方が広がる作品にきっと出会えるでしょう。
(執筆:10月期TCPライティングコース|高1・めぐさん)
デザイナーを目指す高3生が語るカタリバオンラインの魅力「行動力がある同世代は面白い」
2021.11.15 UP
カタリバオンライン for Teensの運営スタッフは、中高生と学び会えるこの場所が今以上にもっと居心地のよい、愛されるコミュニティになったらいいなあ、うれしいなあと思って活動しています。ただこの場所の魅力を伝えるとなるとぴったりくる言葉が浮かばず、実は悩んでいました。
そんな中、中高生のアウトプットやクリエイティブをサポートするTeens Creative Programに参加してくれた高校3年生アルトさんに「デザインコースを受けてみての感想」を聞こうとインタビューしたところ、運営スタッフが言葉にしたかった「カタリバオンライン for Teensの魅力」が続出したのです。
【今回話をしてくれた人】
アルトさん
デザイン系の進路を考えている高校3年生。小学生の頃から一眼レフカメラで写真を撮りコンテストに応募するなど、ものづくりを楽しんできた。コロナ禍で取り組んだ写真コラージュ企画が注目される。
【今回の聞き手】
クリス
福岡に住むライター。Teens Creative Programライティングコースの講師も担当している。
「見て、感じてもらう」が自分の刺激に。同世代と語らう時間の提案も
アルトさんはデザインコース「ベーシック」「アドバンス」、どちらにも参加してくれました。受けてみての感想は?
アルトさん(以下、アルト):デザインに関する「商業的」な考え方が深められました。もともとデザイン系の進路を考えていて、受験に備えた構図や色などの美術的学びは深めていたんです。この講座を受けたことで、「デザインは誰かに何かを伝える手段」であることを改めて実感できました。
▲アルトさんが制作したデザインコース広告
アルト:またそれ以上に、「デザイン」という共通の関心を持った同世代と語り合える時間があったのが、とても楽しかったんです。
それはなぜでしょうか?
アルト:僕は「見てもらってどう感じてもらうかを常に考え続けるもの」がデザインだと捉えています。しかし見て感じた人の思考に触れられる機会は、そう簡単に得られるものではありません。それがデザインコースでは、参加した受講生たちやキャストの人たちとのコミュニケーションの中で得られたんです。
見てもらう、意見をもらうことで自分のデザインをより磨いていけたということでしょうか?
アルト:デザインの質についてはまだまだ実力不足を感じていますが、刺激になったのは間違いありません。アドバンスコースに参加したときは、語り合う時間が足りないなと思ったくらいで(笑)。講師のあやきゃんさんに「受講生同士で話す時間をもらえませんか」と相談して、コースが始まる20分前くらいからZOOMを開放してもらったんです。おかげさまで、デザインの道を目指す人の思考にたくさん触れられました。
「自分にも考えを生み出せる」気づかせてくれたのは初めての感動と人とのつながり
自分で満足するだけでなく、どう感じてもらうかまで考えてデザインを追求しているアルトさん。そこまでデザインにのめり込むのには、何かきっかけがあったのでしょうか?
アルト:進撃の巨人展めあてに足を運んだ美術館で出会った、現代美術家・塩田千春さんの作品展が大きなきっかけですね。「そこに行くならここにも行っておいでよ」と父にすすめられて鑑賞したのですが、簡単に言葉にできない感動を味わいました。
言葉にできない感動を言葉にしてという難しい質問になるのですが……、どんな感動だったのでしょう?
アルト:「意味が込められた美術を通して、自分のなかで発想するという行動に至る」という初めての体験を味わったんです。その体験が楽しくて。
発想という行動に至って、自分でも作ってみようと動きだした、と。
アルト:いえ。美術館に通い始めたばかりの頃は、目の前のプロの作品にただただ圧倒されるばかりで、「自分でつくる」という発想にまでは至りませんでした。ただコロナ禍で自分の進路を考えたときに、以前から漠然と興味を抱いていたデザインに挑戦してみたんです。このチャレンジが、「考えを形にすることは、自分にもできる」と思うきっかけになりました。
そう思うきっかけとなった、コロナ禍のチャレンジについてもぜひ教えてください!
アルト:Photoshopでコラージュの作品をたくさんつくりました。最初はコロナによる外出自粛で大好きなサバイバルゲームができずにいた友人のために、サバゲーファッションを着た状態で実際にゲームをしているかのような本格的なコラージュ写真をつくったんです。それをきっかけに「サバゲー風コラージュ本格写真をつくります」とSNSで呼びかけたら、思いのほか声がかかって。作品を贈った人に喜んでもらえたのは、うれしかったですね。
カタリバオンライン for Teensは、行動を起こすのにうってつけ
アルトさんも以前は「自分でつくる」という発想に至らなかったと言っていたように、行動に移すのは案外難しいことだと思います。
アルト:確かに「自分でつくる」という行動を起こすのは勇気がいることだと思います。しかし行動を起こさなければ、クリエイティブな考えが育つどころか、そこにまで至らないと思うんです。
現代美術の世界ではよく「こんな作品、誰にだってつくれる」と言われます。それに対して現代美術に携わる人たちは「できるけれども、やらなかった」と返すんです。行動を起こすことで、相手の印象に残らせることに成功しているんですよね。
だから僕は、デザインコースに限らずカタリバオンライン for Teensのいろんなプログラムに参加している人たちはみんな、行動を起こしているすごい人だと思っています。
そう考えると、カタリバオンラインに参加している人は、すごい第一歩を踏み出していることになりますね!
アルト:しかも自分の身近なコミュニティ以外で行動を起こしている人の面白い考えに触れられますしね。
中高生にとってのコミュニティは、進学などで行動範囲は多少広がるものの、学校や部活がほとんどではないでしょうか。ただ昨今はSNSも発展していて、コロナ禍でオンライン上のつながりも一気に進みました。年齢問わず、誰でも気軽に行動範囲を広げていける時代なんです。もちろんそこにはリスクもあると思います。しかしそれを学ぶことも含めて、一歩踏み出すことが自分を変えるきっかけになると思うんです。
カタリバオンラインはすべてのプログラムが無料で大学生など年齢の近い大人が見守ってくれているので、安心して一歩を踏み出せる場所だと思います。
https://katariba-teens.online/2401
カタリバオンライン for Teensには、アルトさんが参加したデザインコース をはじめ、「やってみたい」「面白そう」という一歩を踏み出す中高生を全力応援するコースやプログラムがあります。
何度だって挑戦できる場所です。ぜひこのカタリバオンライン for Teensという場所を、あなたの新たな一歩を踏み出す場所として活用してくださいね。
横尾祐介
2021.11.13 UP